下記の2記事において、渡辺が他の人のほしい物リストの商品を購入したことを書きました(「渡辺に」じゃなくて「渡辺が」)。
まさか、渡辺が親切心‘だけ’で他人に贈り物をするはずがなく…。
いや親切心もありますけどね。だけじゃないだけで。
上記2記事に加えもう1件の合計3件分、約5,000円をかけて何をやりたかったかと言えば「個人情報の推定を試みる」こと。
ということで要はAmazonほしい物リストの仕様を確かめてみたよって話です。
ちなみに3件はプライバシーとかの観点から以後、一応AさんBさんCさんと表記しますが、あんま隠す気はないので予想しようと思ったら予想つくと思います。
まだサンタさんがいたぞ!
— 小森すみれ@女子大生Vきゃす (@sumire_komori) December 27, 2019
りれんざさん@Re_renza (2回目😲)
渡辺さん@watatanabe
ありがとうございます!!
ジェラピケ上下揃ったの嬉しい…!
年末はきなこ餅むさぼります! pic.twitter.com/YF3IlU2xYU
@watatanabe ??????!!? pic.twitter.com/yCUwwsLkSa
— 小林 (@liI1j_) January 2, 2020
動機
そもそもやろうと思ったのには2つ理由があります。
すみれさん新大生じゃない説
VRらぼ所属のバーチャル大学生を名乗る小森すみれさん。
一応新潟大学のVRらぼというサークルの教育学部生ということになっています。
ただすみれさん、自身は「新大生である」とは言っていないのですよね。
「新潟大学のサークル所属している」ので新大生じゃね?という程度。
最近ではVRらぼとは完全に独立して配信等をしているので、その設定すらどこへやらです。
一つの仮説として、VRらぼさんに技術提供等している会社の社員さんである説、あると思うのですよね。
インターネットの世界なので中の人が新大生じゃないかもですし、なんなら東京とかに住んでても分かりようがありません。
別に超興味あるわけでもないのですしこれで白黒つくわけでもなのですが、何となく思い出したので「何か分かるかも知れないなら」と試してみることにしたのです。
以前ほしい物リストの物を送った経験
ずっと前に、人にほしい物リストの物を送ったことがあるのですよね。
インターネットで活動してる方で、リストを公開してることに気が付いたので応援の意を込め送るかぁ!と。
活動からほぼ素性が知れない状況で、どこに住んでるかも普段何をしてる方なのかも分かりませんでした。ニートなんじゃね??とか思ってました。
で、ほしい物リストの物を送ったら「兵庫県に住んでること」「最寄りと思われる郵便局名」「平日日中に届いた荷物が不在で受け取られなかったこと」「週末日中に荷物を受け取ったこと」なんかが分かったのですよね。
平日日中受け取れないってことはもしかしたらニートじゃなくて働いてるのかもな、と思いました。
こんな感じで少しだけ、分かることがあるのでもうちょいサンプル数増やして試してみることにしました。
配送状況
初めに断っておくのですが、ほとんど何も分かりませんでした。
すみれさんは新潟在住(これは荷物送らなくてもリストから辿れば見れます)でしたし、以前兵庫に送った時ほどの情報は得られませんでした。
主な原因は配送会社運じゃないかと思います。
なので「大したことは書いてないんだな」と思いつつ読み進めてください。
Amazonを利用したことがある方は分かると思うのですが、配送状況を逐一報告してくれるのですよね。
「今発送しました」とか「近くのセンターに到着しました」とか「不在だったので持ち帰りました」とか。
そこから何か分かるんじゃね?というやつです。
Aさん
Aさんの荷物の配送状況のスクショです。
某日の10:00に荷物が届きましたが受け取られなかったようです。
その日の19:20にAさんから再配達依頼があったようです。で翌日19:01に配達が完了しています。
ここから、某日は10時には既に外出していて、19時過ぎに帰宅して不在票を確認して再配達依頼したんだろなというのが推定できますね。
もちろん、寝てて気付かなかっただけとか不在票はもっと前から気付いてたが手続きしたのがその時間だったとかあるので、大して確度の高い推定ではないですけど…。
Bさん
これはちょっと別なことを試してみたやつです。
後述しますが、一番上に「Amazonが配送」と書いてある注文からは大したことが分かりません。
なので作戦を変更して「置き配」を指定しています。
置き配にすると荷物を玄関前とかに置いてってくれるのですよね。これにより不在時でも荷物の配送が完了します。誰でも盗れる場所に荷物置いてかれるので危ないっちゃ危ないのですが、荷物が盗られても渡辺は困らないのであんま気にしませんでした。
置き配の場合、配達が完了した証拠として荷物が置いてある場所の写真を送ってくれるのですよね。
↑これは渡辺が自分で注文して置き配指定にした時に送られた写真です(モザイクかけました)。
玄関ドアの横に荷物が置かれています。
Amazonが配送の場合、最寄りのセンター名等が分からないので置き配指定にして、玄関先の様子を取得できないか試みようというわけです。
ここでのもう一つの発見は、再配達等の依頼が送り主側も可能なことです。
「不在でした~」という連絡を受けて「じゃあ明日の夜また届けてください」とかいう指定が渡辺側にもできるようです。明日の夜居るか分かんないのに。
置き配の依頼も同様に、受け取り主でなく送り主側にできるのですね。
で試した結果なのですが、玄関先の写真は送られてきませんでした。
当然っちゃ当然かも知れませんね…。
Cさん
これはBさんのリベンジです。
置き配にしたのに写真が送られてこないのは配送会社側のミスかな、と思ったのでもっかい同じことをやっています。
結果は同様で、こちらも置き配指定しても渡辺側には玄関先の写真は送られてきませんでした。
Amazonが配送
Amazonの荷物は色々な配送会社が配送してきます。ヤマト運輸だったり、郵便局だったり…。
ヤマトや郵便局の場合、トラッキング番号が送られてくるのでその番号でも配送状況を確認することができます。
例えば郵便局だったら「今〇〇郵便局に着きました」とかも教えてくれるので、都道府県より細かく住所が推定できるのですよね。
ただ「Amazonが配送」となっている場合、そういう大手配送会社ではありません。
以前は「デリバリープロバイダ」と表記されていたのですが、評判が悪すぎて表記を変えたのですかね。
デリバリープロバイダというのは一つの会社ではなく、Amazonと提携する小規模な配送会社の総称です。それらはヤマトのような配送状況の確認サービスを行っていないので、どこにあるセンターに到着したとかは分からないのですよね。
それが今回のA~Cのケースです。
配送会社は注文時に選ぶことはできず、完全にAmazonの采配です。
以前はヤマトが多かった気がするのですが、最近は「Amazonが配送」ばかりです…。完全に切り替えたのでしょうか??
ということで運悪く「Amazonが配送」となった場合、兵庫の例のように最寄りの配送センターの場所なんかは分かりません。
他の配送会社なら分かるかも知れません。
匿名性
全体の趣旨からは外れるのですが、送る側の匿名性についてです。
おまけでリストを公開する側の匿名性についても。
他の会社の出品配送
Amazonに掲載されている商品、全てがAmazonが出品や発送してるわけじゃないの知ってます??
注文ボタンの下辺りに「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」だとか「この商品は、○○が販売し、Amazon.co.jp が発送します。」だとか書いてあります。
分類するとこんな感じですね。
出品Amazon | 出品Amazon以外 | |
---|---|---|
配送Amazon | パターンA | パターンB |
配送Amazon以外 | パターンC | パターンD |
それぞれについてほしい物リストにおける匿名性とかの観点から…。
パターンA
純粋にAmazonしか関わらない注文です。
この場合、確実に送る側受け取る側双方が匿名でやり取りできるはずです。
逆にこのパターン以外は匿名でやり取りできない可能性があります。
なのでほしい物リストを公開する場合はパターンA以外の商品を入れない方が良いですし、ほしい物リストの商品を買う場合はパターンA以外の商品を買わない方が良いです。
パターンB
Amazon以外が出品しているが配送はAmazonがするものです。
この場合、注文を受けるとこまではAmazon以外が行います。
なので匿名性に関しては何をされるか分かりません。
受け取り側に届く伝票に送り主の名前や住所を書くかも知れませんし、「ここに届けるよ~」というのを送り主にメールするかも知れません。
もしかしたらしないかも知れません。
その辺が出品者次第なので、匿名性という観点では危ういです。
自分で注文する場合なら問題ないのですけどね。
パターンC
配送にヤマトとか使うパターンです。
もしかしたら今は無いのかも知れません。
前述の通り、配送番号を使って最寄りのセンター名等が知れて都道府県より細かい範囲を絞れるかも知れません。
置き配は指定できない(はず)ので、玄関先の写真を受け取ったりの可能性はゼロですね。
パターンD
なんでもありですね。
パターンBと同じ懸念がありますし、パターンCと同じ懸念があります。
渡辺もミスやらかした
これ知ってたので渡辺のほしい物リストの中の商品は全部パターンAですし、注文する時もパターンAの商品しか選んでいないつもりでした。
ただ今回3つのうち1件だけパターンBの商品にしてしまっていたようなのですよね…。
なので先方に届いた荷物の伝票に渡辺の名前(多分住所も)がバッチリ載っていたそうです。
プライム対象のマークが入っていたのでAmazonのものだと早とちりしてしまっていました…。
別にバレて困るようなものでなかったので良かったですが、送る時は気を付けてください。
Amazon以外が出品している商品を選ぶとこういうことがあるかも知れません。
ちなみにパターンBでもう一つ書いたような、送り主に受け取り主の情報が何か送られてくるようなのはありませんでした。
おわりに
ということで基本的にパターンAの商品を選ぶべきです。先方にこちらの個人情報が知られることがなく、配送状況(何日の何時なら荷物を受け取れる状況にあるのか)が分かります。
一方でパターンBやDの商品を狙って送っていくのもアリっちゃアリですよね。
こちらの個人情報が知られる可能性がある(というか高い)とはいえ、出品会社によっては受け取り主の情報をこちらに送ってくれるかも知れません(こちらは可能性低いかも)。
その辺は完全に出品会社の采配次第です。
「ほしい物リストから注文する人は匿名でやり取りしたいんだ」というのが分かってない会社であればもしかしたら…!
パターンA以外の商品をリストに入れてたらまずいのを分かってる人はそうしているのですが、そうでない人もいます。
皆さんも探して個人情報の推定を狙ってみてはいかがでしょうか??
ちなみに渡辺は別にいっかと思ってAmazon以外の商品も入れています。
↑渡辺の個人情報の推定を試みたい方はこちらから。
コメント
こんにちは。Amazonに詳しい者です。
> 注文ボタンの下辺りに「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」だとか「この商品は、○○が販売し、Amazon.co.jp が発送します。」だとか書いてあります
こちらの表記ですが、あくまでも「発送」であり「配送」では無いのです。これはAmazonの配送か否かを記した物でなく、Amazonの倉庫(FC)を使用しているかの表記となります。なおパターンCは基本的には存在しないと思われます。