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新潟大学の関連サイトが改竄被害!?

全然改竄じゃないですし被害って程じゃないですけど。

この記事を書いた人
渡辺和希

新大経済
自称美少女

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情報基盤センターより注意喚起

2019年7月19日に新潟大学情報基盤センターより以下のような注意喚起がされました。

  • 新潟大学のホームページに記載されてたリンクをクリックすると不正なサイトに繋がるようになっていたよ。
  • 学外リンクは新潟大学の管轄外だから、ちゃんと有効かはサーバー管理者がチェックしなきゃいけないよ。
  • なので管理してるホームページのリンクはチェックの上で最新のものに更新しといてね。

情報元:【注意喚起】学内ホームページにおける外部リンク先の確認について(新潟大学情報基盤センター)
※学内専用ページ

どういうことなのか見ていきましょう。

何があったの?

今回リンクがおかしいぞとされたのは新潟大学イメージソング『耳をすませばのページ』。

ページ下部にある「笹川美和 WEBSITE」のリンクが不正だったそうです。

不正リンクの箇所

新潟大学イメージソング

イメージソングっていうのがあったそうです。

2009年に新潟大学が創設60周年を迎えるのに向けて、2008年に作られた曲だそうです。
作詞作曲、歌唱は新潟県出身のシンガーソングライター笹川美和さん。

タイトルは「耳をすませば」で、新潟大学の公式チャンネルからYouTubeに上げられてるので聞くことができます。

新潟大学イメージソング「耳をすませば」

中国サイトにリンク!?

上記のリンク、現在は正しいリンクに修正されています。
ページの最終更新日が2019年7月16日の16時40分13秒になっていたので、その時に修正したのでしょうか。

現在リンクされているのは以下の笹川美和さんの公式サイト。
URLは「http://sasagawamiwa.com」となっています。

では以前までリンクされていたのはどこのサイトなのでしょうか。

該当ページをWayback Machineで見てみましょう。

Wayback Machineとは

アメリカの非営利団体「Internet Archive」が運営しているサービスです。
インターネットの全てをアーカイブ(保存)することを目標に開発され、Webサイトの過去の状態が確認できます

例えば削除されたWebサイトを見れたり、内容が変更されたWebサイトの過去の状態を見れたりします。
便利。

トップページ上部の入力欄に見たいページのURLを入力すると、(保存されていれば)過去のバージョンが見れます。
保存されていなければ、現在の内容を手動で保存できます。

修正前のものが見られれば良いので、保存されてる中で最新の2019年3月28日時点のものを見てみます。

すると該当部分のURLが「http://www.sasagawamiwa.net」となっているのが分かります。

一応悪さはしていなさそうですが、気になる方は自己責任で覗いてみてください。

7月27日時点でのsasagawamiwa.net

アクセスすると現在はこんな感じで何やら中国語のサイトになっています。

笹川美和さんのサイトは移転

笹川美和さんのサイトは「sasagawamiwa.net」から「sasagawamiwa.com」に移転していることが分かります。
それはいつ頃からのことでしょうか?

同じくWayback Machineで「sasagawamiwa.net」の変更履歴を見てみましょう。

すると2011年8月には「弊社エイプリルレコードと笹川美和の契約終了にともない、当サイトを終了いたしました。」と掲載されています。
ちなみに笹川美和さんはその後avexからデビューしています。

また2012年11月には「笹川美和さんを応援するブログ」というサイトになっています。
この時点から新潟大学のサイトは公式サイトでなく個人ブログへリンクしていたことになりますね。

応援ブログは2012年8月に3つ記事が公開されて以降ずっと放置されていたようですが、2016年10月には消えます。

そして2018年11月には中国の江蘇省にある苗木農園のサイトになっていました。

イメージソングを作ったのは苗木農園だった!?

ちなみに現在の本当の公式サイトである「sasagawamiwa.com」も2006年から2013年ごろまでは経済関連のブログだったみたいです。

解説

ここからは渡辺の趣味による解説コーナーです。

悪いこと?

「不正サイト」なんて表現をされるとなんか悪そうな感じがしますが、文字通り「正しい(リンクしようと思った)サイトとは違うサイト」ぐらいな意味で、別に中国のサイトもルール違反をしたわけではありません。

いわゆるハッキングとかクラッキングとかでサイトを改竄して…みたいなのとは全く別の話です。

空いたドメインは誰でも取れる

URLのうち、最初の方のことをドメインと呼びます。
「http://」あるいは「https://」の後ろです。
GATALOGのドメインはgatalog-niigata.comですね。

GATALOGがgatalog-niigata.comを使ってる限り他の人はgatalog-niigata.comというドメインを使うことはできません。
ただ、GATALOGがgatalog-niigata.comを使うのを辞めたら代わりに誰でも取ることができます。

笹川美和さんのサイトがsasagawamiwa.netを使うのを辞めたから、代わりに応援ブログがそのドメインを使えたのですね。


分かりにくい方はTwitterのアカウント名だと思うとイメージしやすいかも知れません。

現在@gatalogniigataというアカウントはGATALOGが使っているので、他の人が@gatalogniigataというアカウント名で新しくTwitterを始めることはできません。

しかしGATALOGがTwitterを辞めるか、あるいは@gatalogniigataではないアカウント名に変更したら元のアカウント名は早い者勝ちで誰でも使えることになります。


ドメインについては以下の記事の6つ目のとこでほんとチラッとですけど触れてるので、興味があればご覧ください。

保持しとく場合もある

そんな感じで使わなくなったドメインは誰かに使われてしまう可能性があります。

今回笹川美和さんのサイトは応援ブログだったり、明らかに笹川美和さんと無関係だと分かる中国語サイトだから良かったですね。

これがもし、公式サイトを模した全く別人が運営するサイトになっていたりしたらまずいですよね。
例えば笹川美和公式サイトっぽい見た目だけど、めちゃくちゃ悪口書いてたりとか…。

旧来のドメインが公式サイトだと思って訪問した人は「うわ笹川美和さん公式サイトでめちゃくちゃ悪口書いてる!」となってしまうかも知れません。
あるいは不正なプログラムが埋め込まれていたら「うわ公式サイト行ったらウイルス感染した!」とか。

そうならないよう旧ドメインも元の運営者が保持したままにしとくケースとかあります(割合とか分かりません)。
使わないサイトなのに維持費はかかってしまいますが、リスクヘッジとしてですね。

今回の笹川美和さんの場合はサイト移転の理由が事務所の契約終了ということで、事務所も別に保持しとこうと思わなかったんじゃないでしょうか。

おわりに

新潟大学も笹川美和さんも中国語サイトも、登場人物誰も悪くない事件でした。

注意喚起の趣旨は「怪しいサイトだから飛ばないように!」でなく、「リンクを長期間更新してないと関係ないサイトに飛ぶかもよ!サイト管理者は気を付けようね!」というものです。

皆さんもリンクが更新されていない可能性も頭の片隅に入れておいてください。

インターネット上の情報はある時点と現在で同じものが表示されているとは限らないので、Wayback Machineのようなサービスも活用したり、変更履歴を確認したりできると良いですね。

GATALOGが潰れたらgatalog-niigata.comを使ってめちゃくちゃなことやるとか楽しそうですね。

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