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「医療と放射線」で350人中1位の成績を収めたレポート全文公開

新潟大学で開講されている「医療と放射線」という講義ご存知ですか?

科目名の通りの内容のGコード科目で、何人かの先生がオムニバス形式でお話されます。
評価が主にレポートで行われるということで、いわゆる楽単として人気の高い講義です。

その課題として出されたレポートの全文を公開します。

他に、レポート書く時に渡辺が意識してることみたいのも書いてますので、医療と放射線取ってない方も宜しければ最後の方だけをご覧ください。

成績出た後に頂いたDM

嬉しいDMも頂きました。良かったです。

この記事を書いた人
渡辺和希

新大経済
自称美少女

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渡辺が成績1位だ

渡辺、留年するくらい単位落としてますけど頭悪いわけではないと思うのですよ。
単位を取るのが著しく苦手なだけで。

2017年度の1学期に医療と放射線を履修していたのですが、その時に351人の中で1位の成績を取れました。
得点分布図がこちら。

2017年1学期の医療と放射線得点分布

まず上の文をご覧ください。
「得点は、93点です」と書かれています。

次に下のグラフをご覧ください。
90点台に1人います。100点は0人です。

つまりこの90点台のところにいるのは渡辺です。

つまり渡辺が1位です!!!!

なんで1位取れた??

2年前なので記憶があまり定かでないのですが、毎回出席カードみたいなのに名前と一言ちょろっと書くやつと期末のレポートで評価だった気がします。
当時のシラバスと今年のシラバス読み比べると書いてあることが若干違うので、もしかしたら今は違うのかもですけど。

授業は何回か欠席しました。
今ほど朝起きられない人間でなかったものの、手帳に記録してる範囲では2回欠席してます。記録漏れがあと数回ぐらいはある気がしますが。

代わりに出席カード出しといて~とかレジュメ確保しといて~とか頼める友人はいませんので、出席カード出してない分はきちんとマイナスされてる気がします。

それでも93点。
となると期末レポートの出来がかなり良かったのではないでしょうか。

出来の良い期末レポートを参考にすればあなたも好成績が狙えるのではー??

レポート全文

2年前のなので自分で読み返してうーんと思う点もあるのですが、修正等はせず提出したまま掲載します。
ただし学籍番号とかは消させてもらってます。

↑PDFファイルとしてダウンロードしたい方はこちらから。
この記事上で直接見たい方はこの下に。
どちらも内容は同じです。

全文掲載した後にちょろっと解説的なものも書いてます。

0.ガイダンス(和田眞一)

放射線の持つ能力の事を放射能と呼び、放射能はベクレル、吸収線量はグレイ、実効線量はシーベルトという単位で表す。

1.放射線とその利用(高橋俊博)

放射線には様々な利用方法がある。例えば半減期を利用して年代測定を行ったり、高分子に放射線を照射して工業品を加工したり、品種改良をしたり、X線で非破壊検査をしたりがある。特に医療分野においては放射線を投与してトレーサーとして利用したりCTなどの画像診断に利用されている。

2.医用放射線技術科学の軌跡(和田眞一)

1895年にクルックス管を使った実験をしている時にレントゲンによってX線が発見された。その後1896年にX線が皮膚に何らかの反応を与えることや頭髪の脱毛がされることなどが分かった。放射線が人体に与える影響にはある一定量を越えると影響を与える確定的影響という仮説と、線量に対して直線的に確立が増加する確率的影響という仮説がある。しかし後者の仮説には様々な反論がされている。

3.画像診断法の進歩と臨床利用(高橋直也)

放射線医学の一分野に画像診断学がある。画像診断の方法にはX線検査、CT、MRIなどがある。その一つとして、CTなどで患部を見ながらカテーテル操作や経皮的履刺術を利用した治療を行うことをInterventional Radiology(IVR)という。IVRには身体を大きく切開することがない、高解像度の画像でピンポイントに治療ができる、緊急止血等に迅速に対応できる、技術の進歩が著しいという利点がある。狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などの治療に有効である。

4.骨粗しょう症と骨診断(坂本 信)

日本における骨粗しょう症の患者数は約1000万人だと言われている。骨粗しょう症とは骨のカルシウムが少なくなり骨密度が減少することをいう。骨は皮質骨と海綿骨で構成されている。骨量は30歳をピークに年齢と共に減少していく。骨の診断では、X線を使って骨量を測定する方法が広く用いられている。骨粗しょう症に気を付けるために、若い内に一度骨量を測定しておいて老年期の骨量の目安にすると良い。

5.アイソトープ検査(山崎芳裕)

化学的性質は同じでも重さが少しだけ違う原子をアイソトープと呼び、その中で変化する時に放射線を出すものをラジオアイソトープと呼ぶ。核医学検査ではアイソトープを含んだ薬を投与し、身体の外からガンカメラを用いてアイソトープの信号を受信する。診断の際、一つの診断方法では適切に判断できないため、PETとPET/CTで撮影した2つの画像を重ね合わせて診断に使用する。その際、食事をしたり筋肉を激しく動かしたりするとその部分に薬剤が集まってしまい正しい検査ができなくなる。

6.医療画像情報とネットワーク(李 鎔範)

アナログ信号をデジタル化するには標本化と量子化という処理を行う。デジタル画像を医師に提供する際は大量の画像から医師の欲しい情報のみを抽出するために、濃度変換やしきい値処理、各種のフィルタ処理を行う。そのような情報を共有する際、PACSという管理システムやDICOMという通信規格など、独自の医療情報システムを使用している。遠方ともデータをやり取りできるため、患者と医者あるいは医療者同士が離れた場所にいながら情報交換を行い診断や治療を行う遠隔診断も可能となった。

7.放射線治療(笹本龍太)

画像診断時に撮影した画像は診断がしやすいように様々なフィルタをかけて見やすく加工する。例えばノイズの除去や、モアレ除去やメディアンフィルタやアンシャープマスク処理などがある。撮影した画像を三次元的に表示する処理をレンダリングと言い、大きく分けてサーフェスレンダリングとボリュームレンダリングの2種類がある。前者は表面のみを描画し、後者は内部まで表現することができるがデータ量が多くなる。

8.低線量放射線の人体への影響(中村仁信)

原爆で浴びるような大量の放射線と、放射線治療で浴びる放射線や放射線術師の浴びる放射線では、量はもちろん全身被爆か局所被爆かという違いもある。放射線の被曝による発ガンにはしきい値があり、しきい値を越えない低線量でも発ガンするというのは誤りである。放射線ホルミシスと言って、大量に浴びると有害である放射線でも低線量であればガン抑制遺伝子が活性化され身体に良い影響がある。

まとめ

いずれの講義でも放射線を必要以上に恐れる必要がないことが強調されていたように思う。特に確率的影響と確定的影響について触れ、確率的影響は誤解であると言われていた。もちろん原発や核兵器のようなもので一度に大量の放射線を浴びればしきい値を簡単に超えてしまうだろうが、放射線治療で使われる程度の放射線であれば日常生活で自然界から浴びている放射線と大差ないのだと分かった。

この講義は2011年の福島原発事故よりも前から行われているようだが、その前後では講義の各回のタイトルは変わらなくても強調される部分は変わっているのではないかと思った。やはり安全性が強調される背景には原発事故によって放射線というものが一般的に周知され、危険なものとして理解されることもあることがあるのではないだろうか。この分野を研究する先生方にとっても他学科の学生に放射線の便利さを知ってもらいたいのだと思った。

第六回、第七回の講義では医療というよりも情報分野に関する内容だった。これらは個人的に趣味として触れていた分野だったので興味深く聞くことができた。DICOMやHL7という通信規格は初めて耳にするものだったが、インターネットの通信にIPやHTTPが使われるように分野毎に適した通信規格が開発されているのだと分かった。第七回で紹介されていた画像のフィルタ処理は、使用したことはあるもののどういう仕組みで処理されているのかは考えたことがなかった。また医療という真面目な現場でも実際に利用できるのかと驚いた。

放射線に関する研究は新たな技術を開発するものというよりも放射線の性質や影響を発見、解析していくものだと感じた。19世紀の終わりに発見されてから様々な診断や治療に放射線が利用されているという話が大体の講義の内容だった。だが最後の講義では予め放射線を利用することで発ガンを予防できる可能性について触れられていた。ホルミシスに関する発表には統計データの誤解などが含まれていたことがあるそうだが、病気になってからの治療でなく事前の予防として放射線を利用する方法が確立されれば医療分野での放射線の利用の幅が広がるのではないかと思った。

解説

もしかしたら要らないかもですけど、ここ意識して書いたぜみたいなの書いておきますね。

フォーマット

Wordを使って書きました。

余白とかはデフォルトのまま、一行目にタイトル真ん中揃え、次の行に右揃えで学籍番号と名前、一行空けて本文って感じで、レポート書くとき大体同じにしてます。

あとフッターにページ番号入れるようにしてます。あると便利なので。
現在のページ数と全部のページ数入れてあると分かりやすいです。

各回の要約

どういう課題の出され方したか覚えてないのですけど、各回まとめなさいって言われたんですかね。

前述の通り全回は出席してないですし、そのレジュメ取っといてもらえる友人もいないですし、出席してても90分集中して聞いてるわけないと思うのですがどうやって書いたんでしょうね…。

最後に全部の回のレジュメで持ってないの持っていって良いよ~とかあったんですっけ…?

とはいえここはレジュメと、授業聞いてた時の記憶を基に書いています。
文章量が少ないとこは大して聞いてなかったとかでレジュメだけを参照して書いたんじゃないかと思います。

毎回放射線に関連してはいるものの、内容は結構異なるので無難にまとめるとあんな感じになるんじゃないかと思います。
キーワードと先生の一番の主張は入れるようにした気がします。

まとめ

これはどういうお題で書いたんでしょうね。

ざっくり書いてあることをまとめると、

  • 放射線危なくないって分かったよ~
  • 2011年の福島原発事故、この講義のあり方に影響してるでしょ~?
  • 特に興味あった回はこれだよ~
  • 放射線研究と今後についてこう感じたよ~

という感じです。


一番ポイントかなと思うのは3段落目です。

前項では各講義の内容を要約してるだけなので誰でも同じように書けます。
それを受けての感想みたいな、自分しか書けない要素は入れたいですね。

今回渡辺は、元からある程度の知識があった情報通信やら画像処理の部分に触れています。
文中に出した「IP」や「HTTP」というのは講義で出てきた言葉でなく、元から知っていた言葉です。
これらを出すことで自分の知識に講義内容を関連付けして、ちゃんと理解できてるよ~とアピールするのは重要なんでないかと思います。


1段落目、4段落目は全部の回を通してほぼ共通の全先生の主張をまとめた感じですね。

特に確率的影響と確定的影響に関しては何人もの先生が話していて、「それ前聞きましたけど」となったのを覚えています。
それだけ繰り返されるということはそれだけ重要でしょうから、入れておいた方が良いでしょう。

ラストは今後の展望とか、未来に向けての話にしておくと構成的に上手くまとまりますよね。
今回は「放射線の分野って今後こういう方向に発展するのでは~?」という内容でしたが、例えば「ここが気になったので今後ここも勉強したいです」とかで良いと思います。
とにかく未来の話で締める上手くまとまった感出せると思います。


2段落目は媚び売りパートですね。

講義の内容自体でなくメタというか、講義のあり方とかに言及してます。
「この分野を研究する先生方にとっても」の部分なんか媚びる気持ちがバンバン出てますね。

医療と放射線という講義がいつからあるのか、シラバス検索で年度指定しつつ遡ってみて、2011年以前もシラバスが存在していたのを知って原発に触れた気がします。

書いてることは所感として事実です。1段落目で言った部分にしろ、危険じゃないよ安全だよが繰り返されてたので、原発事故を受けての内容か…?と思いました。

おわりに

当然、丸パクリしたって高評価は得られないと思いますよ!

シラバス見た感じ講義内容も若干変わっているようで、各回の要約もそのままじゃ使えないかも知れません。

ただ自分の知識と関連付けて理解できてるアピするとか、媚びるとかは参考にできるんじゃないかと思います。

楽単というと講義の内容は関係ないと思う方もいるようですが、渡辺は割と興味を持って講義聞いてます。
いや出席できればですけど。
医療と放射線は単位が楽に取れるという意味だけでなく、内容自体も面白く聞けるのでオススメの講義です。

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