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美術部の新大祭展示に盗作疑惑!?パクられ元と比較

新大祭で色んなブースを見て回っていた時のこと。

2日目に教育学部棟202で新潟大学美術部さんが開催していた「美術部新大祭展」にも足を運びました。

すると展示作品の中に見覚えのある絵が…?

トレス?模写?なんと表現すれば良いかは分かりませんがよく似た絵がありました。

本当に似ているのかや問題の有無などを見てみましょう。

この記事を書いた人
渡辺和希

新大経済
自称美少女

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作品比較

美術部で展示されていたものと、それによく似た作品を比較してみます。

展示作品

まずは展示作品を見てみましょう。

展示作品

冒頭に載せたツイートの写真から切り出してきたものなので、実際の作品とは縦横比や色味が若干異なっているとは思います。

新大祭展で展示されていた23作品のうち14作品目で、タイトルは「落日」、制作したのは人文学部2年のNさんです。
アクリル絵の具で描いたとのこと。

タイトルからして夕方の風景でしょうか。
赤い背景で手前に影になった黒い柵、中心には白い太陽、その左右に大きめの雲がかかっていて、画面全体にはカラスらしき鳥が飛んでいて羽も舞っています。

似た作品「ラストリゾート」

パッと見てすぐ「見たことあるぞ!」と思ったのはこちらの楽曲のイラスト。

2019年4月30日に発表された作品です。

ご覧の通り手前に人が立っていて分かりにくいのですが、曲の最後の部分でこの人は消えます。
比較しやすいようその部分をスクショしたのがこちらの画像。

ラストリゾート

画面全体が暗くなってしまっていますが、赤い空、手前に柵、真ん中に太陽?月?、画面全体にカラスと羽、となっていますね。

関係ないですけど、ラストリゾートは良い曲なので良かったら聞いてください。
こっちの動画も好きです。

比較

2つの作品を並べて見てみましょう。

展示作品「落日」

ラストリゾート

赤い空と柵という構図ぐらいであれば偶然の一致もあり得るでしょうが、カラスや羽の位置まで同じです。

その行為をなんと呼ぶかはともかく、「落日」が「ラストリゾート」を真似して書かれたものであるのは議論の余地なく確実であるように思います。

「ラストリゾート」について

「ラストリゾート」についてもう少し見てみましょう。

該当動画の説明文を見ると、イラストの作者は「佐々米」さんとなっています。

佐々米さんを探してみると、イラスト投稿サイトPixivにラストリゾートのイラストも上がっていました。

佐々米さんは他にはこんな感じのイラストを描く方です。

ちなみに佐々米さんのTwitterのプロフィールを見てみると…

画像のトレスや無断転載、使用等はお控えください

Oh…。

真似した作品を展示するのは悪いことなの?

渡辺は美術界隈の事情に詳しくないので、以降の内容はあくまで個人の感覚的なものになることをご容赦ください。

作者がいくら「トレスやめてください!」と言っていたからって、その言葉に法的な拘束力はありません。
法こそ正義!
ということで法律なんかをみてみましょうか。

トレスと模写

渡辺はトレスと模写の違いがいまいち分かっていなかったので冒頭のツイートで「トレス」という言葉を使ってしまったのですが、今回のような場合は「模写」と呼ぶのが正しそうです。

元絵をなぞる「トレース」と、元絵を見て真似て描く「模写」

模写は元となるイラストや写真をよく観察し、似せて描く手法で、静物や人物をじっくりと観察して描いていく“デッサン”に少し似ています。
一方でトレースは、見本となるイラストをなぞるだけなので、模写とはだいぶ手順や大変さが違いますね。

イラスト上達法のひとつ「トレース」とは?やり方や著作権など注意したいポイント2つ!より

元の作品はデジタル環境、展示されていた作品はアクリル絵の具でアナログに描かれたものなので、模写ですかね。
元絵を印刷して重ねているかも知れないので実際の制作環境を見ていないと分からないといえばそうですが…。

模写するのは悪いこと?

模写自体は悪いことではないようです。

日本画や仏画においては古くから訓練修行として、また絵画の精神性・様式・技法の伝達などを目的として模写が行われている。 また、美術系大学では、授業の一環として古典画家の作品模写が取り入れられている。

模写 – Wikipediaより

絵を描く技術を上達させるために模写は有効な方法のようですね。

模写した作品を展示するのは悪いこと?

模写した作品を展示することは著作権侵害となるようです。

イラストを模写する行為は、法律にいう「複製」にあたります。個人で楽しむ範囲であれば(公表しないのであれば)、まったく問題ありません。

(中略)

著作権法30条1項は私的使用目的の場合には許諾を得ずに複製する事を認めていますが不特定多数の人の目に触れるホームページに掲載するという目的は、私的使用目的とは言えないでしょう。

(中略)

さらに、模写という行為で作られた作品は、オリジナルの作品とまったく同一になるとは考えにくいので、翻案権(第27条)と同一性保持権(第20条1項)の侵害にもなる場合も考えられます。

模写したイラストの著作権 – 日本ユニ著作権センターより

私的利用であれば全く問題ないものの、美術展で展示するという行為は私的利用の範囲であるとはいえないでしょう。

ちなみにこの記事を書くにあたって各作品を掲載しているのは著作権法上の引用の要件を満たしていると判断してのことです。

著作権法詳しい方、万が一渡辺の理解に誤りがあればご指摘ください。

こういう場合は問題ないかも?

例えば作者である佐々米さんに事前に許諾を得ていれば問題ありませんね。
著作権を行使するのは著作者だからです。

あとは佐々米さんとNさんが同一人物である場合も全く問題ありませんね。
同じイラストをデジタル環境とアナログ環境2つで描いただけです。

美術展に展示されるのはオリジナル作品のみか

美術展事情が全く分からないのですけど、そもそも「美術展」なるものに展示される作品は作者のオリジナル作品のみということで間違いないでしょうか?

美術展というものが一般に、他者の作品を真似して作った作品もガンガン展示するものだった場合、法律の話やら何やら持ち出して「真似してる!真似してる!」と騒いだところで「いや美術展ってそういうものだから」って話でおしまいになって渡辺が恥ずかしいのですよね。

美術展素人の感覚としては、作者のオリジナル作品が展示されるのだと思っていますし、他に展示されてる22作品は「この作者の人が考えて描いたのだろうな~」と思って見ていました。

ブース内やパンフレットには「トレスした作品もあります」との記載もなければ「全部オリジナル作品です」との記載もありません。

この辺が渡辺にはいまいち判断ができなかったので記事タイトルも「盗作」に「疑惑」を付けてぼかして、さらに疑惑にも「!?」を加えて薄めることになりました。

調べてもよく分からなかったのですけど、どうなのですか?
美術展有識者の方??

おわりに

美術部さん、美術展をやっていたのは2日目のみで、1日目は外で食べ物屋さんをやっていたのですよね。

蝶とかの形をした飴です!

2016年
2017年

雨で終了が早まったのもあり、今年は予定が合わず買えませんでした…。残念。

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